2010年10月16日
自然
最近は時々ご質問のメールをいただきます。
「自然って何なんでしょう、
そして健康とそんなに関係が有るんですね」
「自然と心の健康って、そんな関係あるんですか」などなどです。
関係あります。自然そのものが“心”であると言えます。
日本人の一番好きな言葉の中に“道”という言葉があります。
茶道、華道、書道とか、柔道なんていうのもあります。
その他では“人の道”なんて言うのはよく使う言葉です。
この道というのは、自然の中から生まれてきます。
いろいろの物が入り交じって混沌とした所から、
道は生まれてきます。現実の社会も、
皆さんの業種団体もいろいろの方が色々のな事をされています。
これが混沌した世界ですね。その中から一つの動きやうねりがでてきます。
これが自然から生まれた道です。
人の体では血が流れる血管であったり、体を動かす神経です。
この“自然の道”に上手く乗れて健康な人、
乗れ無くて不健康や災難の多い人がいます。
また、生き方にしろ、仕事にしろ“その道を極められる人と、
そうでない人”がいます。
東洋医学ではその辺もきちんと理論立てています。
「道は精神が充実した人が極められます」
そして「自然な生き方のできる人」に成っていきます。
それでは精神とは何かというと、
精→ 腎臓の元気であり、体をつくる基。
神→ 心臓で心のやどる中心。なのです。
精神と言う言葉の意味は、体と心という意味です。
具体的には、腎臓と心臓の元気をいいます。
つまり、道を極める事のできる人というのは、
医学的に腎臓と心臓の元気が旺盛な人という事になります。
つまり足腰が丈夫で冷え性が無く、女性なら生理も順調、
笑顔の素晴らしく、循環器系が問題無い人は
「道を極める事のできる人」なんです。
もし、何かの達成したい目的などある人は、この様な症状は
一日も早く改善する必要があります。
そして一日も早く成功者の仲間入りしないと。。。。
この“自然”とか“道”という自然な生き方や道の極め方を説いた人が、
“老子・ろうし”です。
この古代中国の大哲学者である「老子」は各国で訳されています。
そんな中で、一般の方でも解りやすい書き方で、中級程度の本を紹介します。
老子―中国古典選 (朝日選書―中国古典選 (1009))
この著者の本は「自然な生き方を追求する方」
「道を極めて行きたい方」にとっては、一生手元における一冊です。
何度よんでも「何時も始めて読んだように発見と気づき」があります。
ぜひおすすめめす。
私も何時も必ず「老子」を読みます。
株式会社 鍼灸・瑞宝院
http://unkiron.com
Posted by 一件落着 at 21:48│Comments(0)
│[ 東洋医学の話 ]
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