運気と縁と宇宙におまかせの健康術

今日の患者さんの傾向。

今日は暦の上では「白露・はくろ」といいます。
これは「二十四節気・にじゅうしせっき」とよばるのものの一つです。
季節の変わり目です。

皆さんが良く聞くのは「冬至・とうじ」でカボチャを食べよう
などと良くいわれるのも同じです。

実はこれは太陽の周りを回っている地球の位置をしめしたものです。
太陽の周りを回っていますので、当然円は３６０度です。
これを２４等分したものです。

ですから１年は１２ヶ月ですから、
毎月２回ずつこの季節の変わり目が、誰にもくるのです。

こういった変わり目に、体調が季節の変化に乗れなくて病気がでたりします。

今日の変わり目は太陽の黄経１６５度の位置に地球が来て、日射量がかわってきます。

この様な変化は、元気な内や若い内は、自然に適応してしていきますので、
全く感じないのですが、やはり弱っている人は感じてしまい、調子がよくない状態になります。

こういう「自分にも解らない季節の変化」が
「自分の体にどの様に影響しているか」と言う事が、
簡単に知る方法があるのです。

それが「脈診・みゃくしん」なのです。
つまり皆さんの脈に素直に現れるのです。

東洋医学の診断法は沢山あります。
治療法も沢山あります。

そんな中で、
最後はどれを中心に各自の治療法を最終決定するのかと言う点です。

それは古代中国や日本の医学書には、明確に最後は「脈診」で決定する。
とどの医書にも書かれています。


その「脈診」と、今日の患者さんの様子を見ましたら、
確かに「白露・はくろ」という季節の変わり目に乗れては居ない人が多かったです。

そのポイントは「食欲が無い人」が非常に多かったようです。
これは、暑気あたりですね。今回の８月６日までに暑さに相当にやられた方達です。

体の精気が衰えた脈が顕著にでていましたね。
それも皆さんまったく同じ「弱脈・じゃくみゃく」です。

この「弱脈・じゃくみゃく」とは肺や呼吸系の元気が足りない時に出る脈なのです。
それと、特に女性の方は気にすると思いますが、顔など肌がとても悪くなりますね。
張りやツヤが無かったり、くすんでいたり、小ジワ、顔のむくみ等です。

冷房にやられた人は、朝おきた時に、
上のまぶたが腫れぼったいと言う人も多かったとおもいます。

以上を改善する為に、
今日の季節の変わり目から学ぶ事は、
「食欲」が出るようにする事が、どの病気にも美容にも最重要と言うことなんですね。

しかし、今日みえた方は不足した元気は、すべて補いました。

元気でバランスの取れた脈に仕上がっていましたので安心してください。

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