運気と縁と宇宙におまかせの健康術

さて今日の患者さんで特に劇的な効果があった患者さんをご紹介します。

それは乳ガンの手術後の患者さんです。
ここ２週間ぐらい、手術した所が非常に痛むという方です。
もちろん女性です、でも最近はそう言うことわりも必要なんです。

と言うのは何と男性にも乳ガン患者さんが増えているとか（こわ）。。

手術をしたのは、５ヶ月前で、以前も手術後に痛むという事で治療に見えていましたので、
今回も痛みが止まらないと言うことで見えました。

昼間もズキズキと痛むようですが、夜中が一番痛み出して、
特に夜中の１時から２時ぐらいが一番痛むので寝れないとの事。

この時間帯は、東洋医学的には神経が非常にたかぶり痛みがでる時間帯です。
皆さんも、腰や五十肩などで痛んだ時に、
この時間が多かった事を経験された方も多くいるとおもいます。
病気が激しくて急性の時期はこの時間が多く痛むものです。

それでこの方は、１年間は重い物を持ったり、
手の使いすぎには注意してくださいと医師に指導を受けてはいましたが、
なんと働きっぱなし。。。痛いはずです。

検査でもよく解らず湿布を毎日はって寝ていたようです。

脈をじっくり診てみますと、やはり骨からスジが炎症状態です。
スジが腫れているのです。
それは脈に顕著にでていました。

非常に強い原因がありました（邪気）。
それで一気にその原因となる邪気を手と足のツボから抜きました。
決してその場所にはしませんし、接触するだけの鍼ですから、
その辺はとても安心なのです。
そして、体力を付けるために、うつぶせでお灸を背中に初めて３分。
「痛みが取れてきました」との事。

更にこの方は、動悸や不整脈などあり、咳もでているのです。
それも処置をして治療は終了しました。

痛みはすっかり取れたようでした。
しかし、何度かは治療の必要があるので、後日治療の予約を入れて帰られました。

この様に手術後の患部の痛みで苦しんでいる方は非常に多いですね。
月に数名は必ずいます。

この手術後の痛みというのを気象学的に考察してみますと、
今年は内に熱がこもり、それが体の上や表面に向かって吹き出る年です。

ですから、体の中に傷などある人は、ちょっと無理すると炎症を起こすのです。

その様に、仕事のし過ぎで痛くなるのは当然なのですが、
それが気象の影響で更にひどくさせている人も多いのも事実なのです。

この気象の影響をも受けている人は、皮膚がカサカサしたり、湿疹などの吹き出物のでている方です。
この患者さんも、食器洗いの洗剤を使うと、いつもはそんな湿疹はでないのに、
最近は直ぐに手から腕に湿疹がでてかゆいんです。と言ってました。

この方には、季節の影響で手術後の傷が痛むことを伝えました。
この様にどの病気も季節の影響で傷口が痛む人がとても多い年です。

乳ガンと言うことでは、膝や股関節にも痛みが来やすいものです。
それは、乳房の気の流れるルートが膝や股関節を通過しているからです。

ですから、女性で膝が痛くて治療しても治らないと言ってみえる患者さんには、
極力、乳ガン検診も受けてもらうようにしています。

乳ガンなどは手術後は、大抵は抗ガン剤治療を受けますが、
やはり関節に負担がかかるようで、関節が腫れたり痛んだり、
立つ度にゴキゴキと関節が音をたてたりします。

この様な皆さんは、今は春という季節柄、「魚と青物野菜」がおすすめです。
魚は体の中の神経や筋肉を丈夫にしますから手術後の痛み等を軽減できます。

青物野菜は、炎症の熱を取り、これも筋肉の代謝をよくします。

効果がでてきたら、眼が非常に疲れなくよく見えてきます。

この「魚と青物野菜」は普通の方もよく食べると春の養生につながりますので、
ぜひ取り入れてください。

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