さぽろぐ

健康・ダイエット  |札幌市中央区

ログインヘルプ


スポンサーリンク

上記の広告は、30日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2010年10月06日

栄養満天の一日。



今日は“栄養満天"の日でした。

体の中は己(つちのと)で湿度が高く、
外も丑で、やはり湿度、
更にそれを取り巻く方位の風も五黄土星(ごおうどせい)と、

三者すべて湿度の気でした。

この湿度は「胃」とか「ひ臓」の元気とつながっています。
つまり栄養を取り込む入り口です。

食べた物は胃に入って消化され、
その栄養を「ひ臓」が全身に運ぶのです。

この「栄養」と言うのは、東洋医学ではもっと広く捕らえています。

先ずは、一般的な食べ物から取る栄養です。
これは体を造ってくれます。

次の栄養は「心の栄養」です。
心と言うのは、これは広く寛大な器と言う事になるのですが、
その広く寛大な心を養う栄養が“道徳性"なのです。

この道徳性というのは“自然の道理にかなった生き方"の
出来る人と言う意味になります。
全てを許し受け入れる心とも言えます。

大地自然は、キレイな物も汚い物も受け入れて、
ゆうゆうと季節を循環しています。
これですね。

しかし厳しい一面も当然あります。
「自然淘汰」です。

自然の流れに反する物は自然淘汰されるのです。

人では病気です。
その点で病気は自然の流れに反して生きていることを、
気づかせてくれる大切な情報なのです。

3番目の栄養は「知識と物の考え方」の栄養です。
やはり食べ物と同じく、人は偏りが無く、バランス良く、
知識や考え方が出来ると、人の気持ちや考えも理解できて、
トラブルも悩みを減るのです。

まあ、この知識と物の考え方をバランス良くと言っても
中々難しいものがありますよね。

しかし、その壁になっている物は何かに気づけば解決するのです。

その壁とは「好き・嫌い・興味が無い」で判断してしまうことです。
つまり感情的に自分の好き嫌いで判断してしまうからです。

仏教で言う所の貪・瞋・癡(とん・じん・ち)ですね。

先ずは人の話に耳を傾け、正しく内容を見て行く必要があるのです。
その後で自分の考えをまとめても、決して遅くはないのです。

嫌いと言うことは、言い換えると「自分は知らない、理解できない」
と言う事と同じなのです。

先ずは聞いて見るだけでも、その人を少しでも理解でき、
ひょっとして好きに成るかもしれません。

「食わず嫌い」は駄目です。

この人の好き嫌いや、自分以外の物事や考え方に好き嫌いが多い人は、
「食べ物の好き嫌い」もとても多い傾向にあります。

やっと東洋医学に戻ってきましたね。

そうです「食べ物の好き嫌い」は、
心の栄養にも、
物の考え方の基になる知識の栄養に大きく影響するのです。

その点で、何時も胃の調子の悪い人は、損をしています。
せっかくのチャンスも、自分の勝手な思いで逃がしているかも。。。。

胃って体も心も脳も、全部栄養している入り口なんです。
東洋医学はそのように全体を把握していくのです。

そして、一番大切な心の栄養が入りやすい様に、
自然の流れに乗せてあげる治療法が、
“運氣論"の治療法のコンセプトなのです。

自然流だからこそ鍼は眠くなるほど心地好くて、全く痛くないのです。

それが東洋医学本来のすがたなのです。

今日はお寿司が食べたかったので、
せめてイラストだけでも。。満足満足・・・・  

Posted by 一件落着 at 22:30Comments(0)診療室から